ノニの聖地 クック諸島とは?
クック諸島はニュージーランドの自治領である。赤道の南、日付変更線の東に位置し、米領サモアとタヒチのあるフランス領ポリネシアの間にある15の島々から成っている。島々の総面積は、日本の徳之島とほぼ同じ広さである。さらに15の島々は約1,000kmの海を隔てて北クック諸島と南クック諸島に別れており、その間に島影は見当たらない。南クック諸島が火山の隆起によってできた島が中心であるのに対し、北の諸島はすべて低いサンゴ島であり、土地面積は南クックの10分の1である。
クック諸島の首都アヴァルアのあるラロトンガ島は南クック諸島の中心であり、サンゴ礁に囲まれた美しい緑の火山の島である。タヒチとニュージーランドのオークランドを結ぶ線上のすぐ北にあり、タヒチからの距離は1,260km、オークランドからは3,450kmである。赤道を越えて北上するとハワイがあり、赤道からの距離はほぼ同じである。
クックの総人口は1996年現在で20,600人であり、その53%の11,000人がラロトンガに住んでいる。次いでアイツタキ島の2,300人、マンガイア島の1,100人で、南クック諸島に全人口の87%が居住している。